【賛否両論】ウェブブラウジングにおけるアドブロックの有無について広告オペレータが解説

世界中における様々な無料のウェブメディアやウェブサービスにはユーザーの動向を
元に興味関心のある、サービスやコンテンツを紹介してその対価として収益を得るという
ディスプレイ広告とよばれるものが多数存在します。

そのディスプレイ広告がコンテンツを邪魔しユーザーの利便性を阻害しているのは明白であり、
そう言ったとき好ましくない・見たくない広告を非表示にするときアドブロック(AdBlock)が
最早当たり前のように活用されています。

しかし、すべてのメディアそうとは言い切れません。

今回は、個人の広告オペレータが以下の3観点より

  • 広告配置(サイト見ずらさ)
  • ブランドセーフティー(広告の安全性)
  • 広告運用能力(アドテクノロジーやプラットフォームの使いこなし度)

アドブロックを使うべきサイト使う必要のない(ブロック対象から場外すべき)サイトの
見分け方や例を紹介します。

目次

アドブロック(AdBlock)とは

アドブロックとは、元々AdBlock社が開発・提供する、ユーザーのサイト閲覧の利便性やプライバシーを
守ることを目的としてディスプレイ広告の読み込みを抑制させるためのブラウザ拡張機能です。

2009年12月8日開発、作者はマイケル・グンドラフ、会社が開発したAdBlockPlusにインスパイアされ開発
されました。

その後ブラウザーに広告ブロックを統合した、Braveなどが登場し瞬く間にアドブロックは世界中に普及し、
2022年統計で世界中のインターネット利用者の37%(4人に1人)がアドブロックを活用している。

主な導入の理由としては以下が挙げられている。

  • 広告が多すぎる
  • 広告の質が悪い
  • プライバシー面

広告が多すぎる(MFA問題)

第一に挙げられる理由は広告が多すぎることだ、広告主や一部パブリッシャーではMFA(Made For Advertise)
とも呼ばれている。米国をはじめとするデジタル先進国では、1日4,000~10,000個の広告にさらされている
と言っても過言ではない。

MFA問題を簡潔に説明すると・・・

  • ウェブメディアにおいて広告枠の配置が雑になっている
  • ウェブメディアのトラフィックの質が低下し、広告主にマーケティング価値が提供されなくなっている
  • 良質なメディアが収益を上げにくい状況が形成されている

詳しくは以下の記事で解説しているので読んでもらいたい。

広告の質が悪い

次に多く上げれる理由は広告品質の低下ではないだろうか、近年の広告はAIの発展などにより悪質な
詐欺や・マルウェアの埋め込まれた広告などが広告配信事業者(Adsense)などの審査をくぐりぬけて
配信されるという広告全体の信頼性が揺るぎかねない問題も起きている。

こうした、悪質広告に対し我々パブリッシャーが審査をおろそかにしている部分があるのも明確な
アドブロックの導入理由にもなりうる。

しかし、大規模メディアではAdsenseとGoogle Adx両方を配信しているがために審査しきれない
という人的リソース上の問題もあること覚えておいてもらいたい。

Google AdsenseとGoogle Adxでは同じGoogleのプラットフォームでもクリエイティブの審査内容が
共有されないため個別に審査対応する必要がある。

こうした問題にどう向き合うのかもパブリッシャーの判断によるものでしかない。

プライバシー面

インターネット広告はDynamic Advertising Reporting & Targeting(通称:DART)と呼ばれる、
動的ターゲティング技術の登場から昨今までCookieと呼ばれるブラウザーのアクセス記録に基づく
オーディエンス(属性)のターゲティングが主流であった。

しかし、このCookieがプライバシーの侵害を懸念されている。

確かに、Cookieにはブラウザーの閲覧情報・住所・氏名・メールアドレスなどが特定できる情報が含まれている。

これは、Cookieの性質上の問題であるためGoogleなどのウェブブラウザを開発する企業はこれの段階廃止を
進めている。

そのうちでもっともプライバシーに影響がないのはコンテクスチュアルターゲティング(コンテキストターゲティング)である。

アドブロックは本当に必要?「見極めるための3ポイント」

広告であふれたメディアが多いからと言ってすべてのサイトにアドブロックが必要なのでしょうか?
筆者はアドブロックの対象にするかサイトを選ぶとき以下の3つのポイントで判断できるのではないかと思います。

  • 広告配置(サイト見ずらさ)
  • ブランドセーフティー(広告の安全性)
  • 広告運用能力(アドテクノロジーやプラットフォーム

広告配置(サイト見ずらさ)

インターネット広告は「配置が命!」広告の配置戦略の取り方や配置数だけで
大きく収益性・ユーザーに対する利便性が損なわれることは周知のとおりの事実です。

このサイトはどのような広告の配置をどのような挙動をさせてどれだけ掲載しているのかを基準に、
ブロックの対象にするか解除するかを判断することでサーフェイスウェブの無料で知りたい情報が得れる
というインターネット価値を守ることができます。

反対に広告を乱雑に掲載するメディアは稼ぐことに特化しすぎている
その程度の運営者という意味になります。

ブランドセーフティー(広告の安全性)

インターネット広告において、センシティブ・ギャンブル・嗜好品(酒・たばこ)は他のジャンルを抜きん出て
高い収益性がありますし、どのようなメディアにも出稿することができるジャンルです。

しかし、ユーザーは見ている情報と会わない広告を見たくない、これは心理的現象でありけして許容される
ことはないともとらえることができます。

なのでメディア側がどこまでセンシティブを許容するのか・酒・たばこの広告を完全にシャットアウトするのか
こういった考えがブランドセーフティー(広告安全性)です。

とは言ったものCookieが規制され出したりした結果。

Google Adsenseで昔よく言われていた、コンテンツマッチ型広告
(見ているコンテンツと同じジャンルの広告が配信される仕組み)という概念はすでに崩壊してしまっているので
ユーザーが見ているコンテンツと100%同じジャンルが出ないというのも受け入れざるを得ない事実です。

広告運用能力(アドテクノロジーやプラットフォーム

インターネット広告は近年ありとあらゆるプラットフォームがあふれています。
それをうまく活用できるか?(広告運用能力)が我々パブリッシャーに試されているとも言えます。

  • 広告プラットフォームは使えば使った分サイトのパフォーマンス(読み込み速度)が低下する
  • 広告プラットフォームはすべて使ったからと言って収益が必ず改善するとは言えない

筆者が思うに入れておくべき広告プラットフォームは以下の通りと判断しています。

  • Browsi・・・広告配置戦略の機械学習化
  • Prebid・・・広告販売の公正化(ちなみに1つで良い)
  • GAM・・・広告販売の一元・効率化
  • Truvid・・・動画広告販売の最適化

以上があればいいのではないでしょうか。

したがってユーザーはPrebidが2種類使われていると言えるサイト読み込みが著しく低速なサイトに
適用すればいいと思います。

3つの観点から見た「ブロックするべきサイト」

ネット広告をブロックしたい! Google Chromeやスマホでブロック・非表示にする方法を解説 | PreBell

筆者はサイト運営とインターネット広告の運用経験から以下のサイトはインターネット広告の表示を抑制するべきと
判断しています。

  • 広告枠数が20個以上ある「トレンドブログ・ニュースサイト」
  • バナーによるワイプ広告を活用する「トレンドブログ・ニュースサイト」

以上のサイトは広告の配置戦略が乱雑もしくは稼ぐことに特化しすぎてユーザーの利便性が
考慮されていないと言えます。

では巷で話題のニコニコ動画はどうなんでしょうか?

ニコニコ生放送やニコニコ動画を運営する株式会社角川・ドワンゴは27日にアドブロックによる
インターネット広告減収によるクリエイター奨励プログラム(クリ奨)による収益配分が正常に行えていないことを加えてアドブロックの解除をお願いする旨の発表を行いました。

【ニコニコをご利用の皆様へ】広告ブロックツール(AdBlock)の使用についてのお願い|ニコニコインフォ (nicovideo.jp)

これについて、筆者が思うにニコニコ動画やニコニコ生放送における、動画再生ページにおける
インターネット広告の枠数を見るにアドブロックを適用するに値しないと言えます。

動画再生ページにおける広告枠の内訳(PC表示):

  • コンパニオンバナー:1枠
  • インストリーム動画:1~2回

以上で構成されているページではるかにYoutubeよりバナー広告の枠が少ない状態です。

Youtubeの場合・・・

  • コンパニオンバナー:3個以上
  • インストリーム動画:3回以上 この差です。

少なくとも筆者はアドブロックを入れるとは判断しません。

まとめ:メディア運用もアドブロック導入も自己判断

ここまで、アドブロックを適用させるときの判断に使える3ポイントを紹介しました。

  • 広告配置(サイト見ずらさ)
  • ブランドセーフティー(広告の安全性)
  • 広告運用能力(アドテクノロジーやプラットフォームの使いこなし度)

以上の3ポイントで適切にアドブロックを活用すればブラウジングの快適さを保ちつつ、サーフェイスウェブの
無料で知りたい情報が得れると言う利点を守ることができるのではないかと思います。

しかし、メディア運用もアドブロックブロックの導入も自己判断の世界なので私は、
ブロックの解除をお願いしたり強要したりはしません。

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この記事を書いた人

爲國 勇芽(魔理沙っち)のアバター 爲國 勇芽(魔理沙っち) 自称:精肉社畜個人投資家自作erブロガーゲーマー

埼玉県在住のスーパーのフリーターをしながらAdsense広告によるマネタイズについて研究しています。

ITの様々なニュースや小技の発信とネット回線を紹介するメディアを運営しながら広告マネタイズのテクニックやアドテクにまつわる情報を発信しています。

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