「カビの生えた桃を食べてしまったけど大丈夫?」と不安になっている方もいるでしょう。
そこで今回は、桃に生えるカビの種類と安全性について解説します。
黒く変色?もしかしてカビでないかも
桃は傷んでくると黒く変色することがあります。そして「ちょっとくらいならいいか」とそのまま口にしてしまい、後で後悔してネットで検索している方もいるかもしれません。
結論から言うと、ちょっと黒っぽくなっているくらいなら食べても[ruby]大[rt]’[/rt][/ruby][ruby]丈[rt]’[/rt][/ruby][ruby]夫[rt]’[/rt][/ruby]です。それはカビではなく、単に傷んでいるだけだからです。なので、変色部分だけ取り除いて食べれば問題ありません。
桃の変色は酸化が原因であり、カビとは違います。桃は酸化しやすいデリケートな果物で、ちょっと指で押しただけでも、数日後に変色してしまうということもあるくらいです。ただし、傷んだ桃はカビが生えやすいのですぐに食べましょう。
ちなみに、カビの生えた桃は明らかに見分けがつきます(下写真)。こんな不気味な色をした桃なら、絶対に口に入れようとなんて思いませんよね?
桃に生えるカビの種類と安全性
ここでは、桃に生えるカビの種類と食べてしまったときの身体への悪影響について解説します。
カビの種類
桃に生えるカビは黒カビという種類です。カビが生えると、上写真のように気持ち悪いくらい変色します。
この黒カビは、桃などの果物のほかにも衣類・家中の壁などにも発生します。
身体への安全性・発がん性は?
黒カビは、吸い込むと喘息やアレルギーの原因になります。
一方、普通に食べる分には毒性はないといわれているので、仮に間違って食べてしまったとしてもそれほど心配する必要はありません。胃酸で死滅しますので、無事に胃の中に入れば発がん性はないと考えられます。
ただし、黒カビを口に入れれば、その一部が気管支に侵入してしまうのは避けられません。万が一、肺にまで達すれば肺炎を起こし重篤な状態になる恐れもあるので、カビの生えた桃は食べずに捨てましょう。
カビ部分だけ取り除けば大丈夫?
結論、NGです。
「カビの部分だけ取り除けば大丈夫だろう」と考える人も多いですが、そう単純なものではありません。
カビの胞子が奥深くまで侵入するので、見た目ではわからない部分までカビが広がっているのです。特に桃は柔らかいので、一旦カビが生えればすぐに侵食されてしまいます。
桃にカビが生えているのを見つけたら、その桃は躊躇せず丸ごと捨ててください。
まとめ
カビの生えた桃は食べる分には害がないと言われていますが、口に入れたとき気管支に侵入すると、喘息・アレルギー、ひいては肺炎にまで進展する恐れもあります。カビを見つけたら、絶対に食べないでください。
ただし、ただの変色であればカビではないので、その部分だけ取り除けば食べられます。安心してお召し上がりください。
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