「みかんのカビを食べてしまった!どうしよう!」と心配して、ネットで調べている人もいると思います。
今回は、みかんに生えるカビの特徴と体に与える影響について解説します。
みかんに生えるカビの種類
みかんに生えるカビは、青かびと呼ばれる種類です。
青カビはみかん・レモンなどの柑橘類やリンゴ、餅・パンなどに発生します。
中でもリンゴに生える青カビの一種『パツリン』は、非常に毒性の強いことで知られており、動物実験で消化管潰瘍や出血などの症状が確認されています。
一方、ペニシリンという抗生物質や、カマンベールチーズを製造する際に使われる青かびは、同じカビでも体にとって有益な作用をもたらすことで知られています。
身体への影響
みかんの青カビはペニシリウム・イタリカムという種類で、人間の身体への毒性はないと言われています。間違って食べても胃酸で死滅するので心配ありません。
ただし、青カビ以外の毒性を持ったカビが混じっている可能性も否定できず、それを食べれば健康に悪影響が及ぶでしょう。また、カビの生えやすい環境で保存しているということは、食中毒菌にも侵されやすく、そちらに感染するかもしれません。
なので、みかんのカビは決して安全なものではなく、カビの生えたみかんは絶対に食べてはいけません。
また、カビ部分だけ取り除いて食べるのもダメ!みかんのような柔らかい食べ物に生えたカビは、すぐに全体に広がってしまうので、見た目で色が変わっていない部分でも、小さなカビの胞子がすでに存在しているのです。カビのみかんは、丸ごと捨ててください。
まとめ
みかんのカビは青カビがほとんどで、その青カビに関しては食べても害はありません。ただ、青カビに混じって毒のあるカビがいる可能性もあり、食べるのは非常に危険です。カビの生えたみかんは、丸ごと捨ててしまいましょう。
カビは傷んだ部分に生えやすいので、買い物の際は傷んでいないみかんを選ぶ、傷んだみかんはすぐに食べることで、カビを防ぐことができます。
みかんのカビは、近くのみかんにも感染してしまうので、カビを見つけたら速やかに取り除きましょう。
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