冷蔵庫に1週間程度放置したきゅうりを食べようとしたら、”ぬるぬる”していたという経験ありませんか?
ぬるぬるのきゅうり、食べてもいいのか迷いますよね。
この記事では、ぬるぬるしたきゅうりはどのような場合に食べられて、どのような場合はダメなのか解説します。
きゅうりが”ぬるぬる”する原因
きゅうりの”ぬるぬる”は、雑菌が原因です。きゅうり表面の水分に雑菌が繁殖するのです。
きゅうりをビニール袋に入れたまま冷蔵庫に何日も置いておくと、ビニールのせいで水分の逃げ場がなくなり、きゅうりが湿ってしまいます。
湿った部分から雑菌が繁殖し、ぬるぬる状態になるのです。
逆に、ビニールに入れずに保管しておくと、今度は乾燥して食べられなくなります。
ではどうすればいいか?正しい保管法は、後ほど解説します。
ヘタや表面のみ”ぬるぬる”している場合
ぬるぬるがヘタ部分のみ、あるいは表面の一部のみの場合は、ぬるぬる部分だけ取り除けば食べることも可能です。
ただし、ぬるぬるしているということは、すでに雑菌が増えていることを意味するので、あまり衛生的ではありません。
特に表面がぬるぬるしている場合、キュウリの柔らかさを考えると、たとえ一部分でも雑菌がすでにまん延している可能性があるので、できるだけ生食は避けましょう。
全体が”ぬるぬる”している場合
キュウリ全体がぬるぬるしている場合は、すでに雑菌が全体に広がっているので、食べるべきではありません。
どうしてももったいなくて食べたい場合は、75℃以上の熱湯で最低1分以上加熱してください。
この熱処理を施すことで、食中毒(o157、サルモネラ菌)を防止できます。
きゅうりの”ぬるぬる”対策
きゅうりのぬるぬるを防ぎ長持ちさせるには、以下の道具を使います。
- キッチンペーパー、または、新聞紙
- ビニール袋
きゅうりをキッチンペーパーや新聞紙に包み、ビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保管しましょう。
キッチンペーパーや新聞紙がぬるぬるの原因となる、水分を吸収してくれます。
またビニール袋に入れることで、乾燥を防ぎます。
紙で包んでビニールに入れることで、ぬるぬるも乾燥も阻止してくれるので、長持ちするというわけです。
まとめ
「きゅうりのぬるぬるは、食べられるのか?」について解説してきました。
もう一度おさらいすると、
- “ぬるぬる”が一部分のみ → ぬるぬる部分を取り除けばOK!
- “ぬるぬる”が全体にある → 食べない or 食べる場合は、75℃以上1分の加熱
ということでした。
ただ、ぬるぬるの原因は雑菌なので、たとえ”ぬるぬる”が一部のみでも保証はできません。
心配なら、加熱(75℃以上1分)して食べることをおすすめします。