「白菜の外葉は捨てるべき」
という意見が多いです。
理由として、外葉には残留農薬が多く、あまり良いイメージが持たれていないようです。
しかし、農薬のことは気にする必要なく、むしろ食べることをおすすめします。
白菜の外葉を捨てる理由
白菜の外葉を捨てる理由として多く見受けられるのが農薬です。
残留農薬は、外葉に多いので「1~2枚捨てている」という人が多いようです。
しかし、外葉の残留農薬は気にする必要はありません。
白菜の外葉を捨てる必要がない理由
外葉の残留農薬を気にする必要がない理由は、2つあります。
- 店頭に並ぶ前に、すでに外葉は取り除かれている
- 加熱して食べれば大丈夫
まず1つめですが、
スーパーに出荷する前に、外葉を数十枚取り除いています。外葉の残留農薬の大部分は、この数十枚についているので、ほとんど影響がありません。
次に2つめ。
多少残っていることはありますが、白菜は加熱して食べることがほとんどですので、心配ありません。加熱により農薬が溶けてしまうからです。
農薬を心配するのであれば、外葉よりむしろ芯の部分です。農薬は根元から吸収されるので、根元に近い芯部分に一番多く農薬が付着します。
なので、芯、特に根っこに近い下部こそ捨てるべきです。
結論、白菜の外葉は生で食べない限り害はないので、捨てる必要はありません。
白菜の外葉は栄養の宝庫
実は白菜の外葉は害があるどころか、栄養の宝庫なのです。
白菜に含まれるビタミンCやβカロテンは、外側に行くほど多く含まれます。つまり、外葉に一番多く含まれているので、効率よく栄養を取りたいなら絶対捨ててはいけないのです。
ここで「ビタミンCは生で摂らないと意味がないのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、ビタミンCは水溶性なので、蒸す・焼く・炒めるの調理であれば問題ありません。
白菜の外葉を捨てていた方。これからは、ぜひ積極的に食べるようにしてください。
まとめ
白菜の主要な外葉に残留農薬の心配はなく、むしろ栄養の宝庫なので、積極的に食べましょうというお話でした。
それでも微量の農薬は残っているので、気になる人は熱を加えて食べてください。
煮るとビタミンCが失われるので、蒸す・焼く・炒めるの調理がおすすめです。