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DTSやDolby「サラウンド音源圧縮って何?」

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ホームシアターやサラウンド音源を聞いているとDTS SoundやDolby~て言う
デジタルサラウンド音源圧縮方式ていうのが出てくるけど一体何なのかよくわからず
に使っていませんか?

 

対応していない環境でゲーム機から出力させて音が聞こえなくなったりする原因に
もなりますそこで今回は、DTS SoundやDolbyなどのサラウンド音源圧縮について
分かりやすく解説します。

 

サラウンド音源とは

 

ホームシアターなどを活用している人や日常的に映画鑑賞を行っている方であれば
聞いたことがあるはずのサラウンド音源とは、立体音響を用いた音響表現の一つ。

 

5ch(5基)以上のスピーカーで鑑賞者の四方八方を囲むことでその場にいるような
臨場感と0.1chの重低音スピーカーでそのシーンごとの高揚感や緊張感をより鮮明に
表現する音響環境です。

 

Dolby Atomos

 

出典:9.1 Virtual Speaker Setup – Dolby

 

Dolby Atmosは、ドルビーラボラトリーズが開発・策定する立体音響環境や音源方式の
相称で14.3.8.5.2chまで幅広い音響環境に対応している。

 

 

Dolby Atomos方式の音源に対応したサラウンドスピーカーをDolby Atomosスピーカー
と呼称しその環境に応じてドルビーラボラトリーズが理想的なスピーカー配置を公開
している。

 

DTS Sound

 

DTSは、かの有名アメリカ映画監督スティーブンスピルバーグが立ち上げた、
デジタル・シアター・システムズ(Digital Theater Systems)が開発する
音源圧縮/再生方式の総称名。

 

映画、音楽、LD、DVDビデオ、BD、UHDBD、PlayStation 2・3・4・5用ゲームソフトの音声トラック、Xbox One・XboxSeriesXS用の音声トラック、PC、モバイル、カーオーディオ、ホームシアター等として用いられる。

 

デジタル音源圧縮とは

 

デジタル音源圧縮とは、音源をデジタルデータ化する際に、データサイズを小さくまとめて記録媒体に書き込みやすくする技術です。一般的には「エンコード」と呼ばれることが多いです。

 

映画のサウンドトラックなどは、各音域のチャンネルごとに異なるトラックを持つため、そのままBlu-ray Discに記録しようとすると、データサイズが非常に大きくなってしまいます。三層ディスクであっても、すべての情報を記録しきれない可能性があります。

 

そこで、デジタル音源圧縮技術を用いてデータサイズを圧縮することで、Blu-ray Discに記録できるサイズにまで小さくします。

 

補足

 

  • デジタル音源圧縮には、可逆圧縮非可逆圧縮の2種類があります。
    • 可逆圧縮:元の音源データを完全に復元できる圧縮方式
    • 非可逆圧縮:元の音源データを完全に復元できないが、より高い圧縮率を実現できる圧縮方式
  • 圧縮方式には、MP3、AACFLACなど様々な種類があります。
  • どの圧縮方式を選ぶかによって、音質やデータサイズが変わります。

 

DTSとDolby

 

デジタル音源圧縮技術は、映画のサウンドトラックなどで広く利用されています。その中でも代表的なものが、DTSとDolbyです。

 

DTS (Digital Theater Systems)

 

  • 高音質を重視した圧縮方式
  • 映画館での採用が多く、家庭用Blu-ray Discでも高音質フォーマットとして採用されている
  • 代表的なフォーマット:DTS-HD Master Audio, DTS:X

 

Dolby

 

  • 広い普及率を誇る圧縮方式
  • 映画館だけでなく、テレビや家庭用ゲーム機など、様々な機器で採用されている
  • 代表的なフォーマット:Dolby Digital, Dolby TrueHD, Dolby Atmos

 

DTSとDolbyの比較

 

項目 DTS Dolby
音質 高音質 高音質
普及率 映画館中心 幅広い機器
代表的なフォーマット DTS-HD Master Audio, DTS:X Dolby Digital, Dolby TrueHD, Dolby Atmos

 

どちらの圧縮方式を選ぶかは、音質や再生環境、コンテンツによって異なります。一般的には、DTSは高音質を重視するユーザーに、Dolbyは幅広い機器で手軽に楽しみたいユーザーにおすすめです。

 

リニアPCM

 

リニアPCM(Linear Pulse Code Modulation)は、デジタル音源を非圧縮の状態で記録する方式です。CDやBlu-ray Discの音声トラックなどで採用されています。

 

  • 特徴
    • 圧縮を行わないため、元の音源を忠実に再現できる
    • データサイズが大きくなる
  • メリット
    • 劣化のない高音質
  • デメリット
    • データサイズが大きい

 

デコード

 

デコードとは、圧縮されたデジタル音源を元の形式に戻す処理のことです。圧縮された音源を再生する際には、デコード処理が必要になります。

 

  • 役割
    • 圧縮された音源を再生可能な形式に戻す
    • 音質劣化を最小限に抑える
  • デコード方式
    • ソフトウェアデコード:ソフトウェアを用いてデコード処理を行う
    • ハードウェアデコード:専用のハードウェアを用いてデコード処理を行う

 

オーディオアンプ

 

オーディオアンプは、音源から入力された音声信号を増幅し、スピーカーを駆動させるための装置です。

 

  • 役割
    • 音源からの微弱な音声信号を増幅する
    • スピーカーを駆動させるための十分な電力を供給する
  • 種類
    • プリメインアンプ:プリアンプとパワーアンプの機能を1台にまとめたもの
    • パワーアンプ:スピーカーを駆動させるための電力増幅に特化したもの
    • プリアンプ:音源の選択や音量調整などを行うもの

 

オーディオアンプが持つデコーダー機能

 

近年では、多くのオーディオアンプにデコーダー機能が内蔵されています。これにより、Blu-ray Discやゲーム機などから出力される圧縮された音声信号を、アンプ側でデコードして高音質で再生することが可能になります。

 

メリット

 

  • Blu-ray Discやゲーム機などの音声を高音質で楽しめる
  • 別途デコーダーを用意する必要がない

 

デコーダー機能の種類

 

 

 

 

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魔理沙っち@テックライフ
この記事を書いた人
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