---
title: "【元小売店員】TGSをゲームショップと勘違い？「笑顔を見せろ」はカスハラだ"
url: https://tech-life-media.com/culture/976.html
date: 2026-09-20
modified: 2026-09-20
lang: ja
author: "土屋 勇芽"
description: "東京ゲームショウ（TGS）のブーススタッフに対する接客姿勢への批判が波紋を広げています。しかしTGSはサービスを提供するゲームショップではなく、技術や作品を披露する見本市です。スタッフに過剰な接客や笑顔を求める行為はカスタマーハラスメントであり、来場者には節度ある「参加者」としての姿勢とリスペクトが求められます。"
categories:
  - "カルチャー"
image: https://tech-life-media.com/wp-content/uploads/2026/09/image-43.png
word_count: 57
---

# 【元小売店員】TGSをゲームショップと勘違い？「笑顔を見せろ」はカスハラだ

東京ゲームショウ（TGS）におけるブーススタッフの接客態度をめぐり、X（旧Twitter）上で投稿されたあるポストが物議を醸しています。

> - 「遠方から高い交通費や宿泊費を払って訪れているファンもいる」
>
>
>
> - 「態度が悪かったり案内のミス、疲れが顔に出ている」
>
>
>
> - 「鏡で自分の顔を見て笑顔で温かく迎えてほしい」

スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど、長年「過酷な接客現場」である小売業界に身を置いてきた筆者の目から見れば、この議論の前提には決定的な“勘違い”があります。

投稿者は一体、TGSを何だと思っているのでしょうか。**TGSは「丁寧な接客やサービスを購入するゲームショップ」ではありません。世界最大級のビジネス見本市・展示会です。**

「高い金を払ってきたんだから笑顔でチヤホヤしろ」という要求は、イベントの性質すら理解せず、自分の立場を弁えていないカスタマーハラスメント（カスハラ）そのものです。

---

## TGSは「ゲームショップ」ではない

まず大前提として、TGS（東京ゲームショウ）はゲームソフトやサービスを売買する店舗や商業施設ではありません。出展企業が最新技術や新作タイトルを披露し、BtoBの商談やBtoCのPRを行う**「展示会・見本市」**です。

小売店や飲食店であれば、代金に対する対価として「商品の引き渡し」や「接客・サービス」が含まれます。しかし、TGSの入場チケット代は**「会場（幕張メッセ）に入場し、展示や雰囲気を閲覧・体験する権利」**に対する対価です。

ブースに立っているスタッフは、あなたにサービスを提供するための「店員」ではなく、自社製品をPRするために現地に配置された「出展者（ビジネスの当事者）」です。

「お客様なんだから笑顔で優しく迎えて当然」という発想は、見本市の会場をゲームショップの店頭と履き違えている証拠です。

---

### 一般公開日はあくまで「授業参観」のようなもの

「一般公開日なんだから一般客（ファン）をもてなすのが筋だろ」という反論もあるかもしれません。しかし、展示会という枠組みにおける一般公開日の本質は、いわば**「授業参観」**や**「文化祭の一般開放」**に近いものです。

日頃バックヤードで開発に没頭しているプログラマーやデザイナー、営業や広報といった**「普段は接客業をしていない人間」が、自分たちの作った成果（作品）を披露し、ファンの反応を直接確かめる場**がTGSの現場です。そこにプロの接客クオリティや洗練されたおもてなしを期待すること自体がナンセンスです。

授業参観に来た保護者が、慣れない手つきで案内をする児童や生徒に向かって「接客態度がなっていない」「笑顔が足りない」とクレームをつけているようなものであり、お門違いも甚だしいと言えます。

---

## 「交通費と宿泊費」を免罪符にするな

ポストで強調されている「遠方から高い交通費や宿泊費を払って来ている」という主張。小売や接客の現場から言わせてもらえば、**「それはあなたの都合であり、現場スタッフには何の関係もない」**の一言に尽きます。

あなたがJRや航空会社、ホテルにいくらお金を落とそうが、その対価は移動や宿泊というサービスとしてすでに消費されています。目の前にいるブーススタッフの給料や出展費用には1円も入っていません。

「自分はお金をかけてきた特別な客だ」という被害者意識を盾にして、現場の人間に対してプロレベルの過剰な接客や笑顔を強要する。これは小売現場でもよく見られる、「自分は客だぞ」と横暴に振る舞うカスタマーハラスメントの典型的なパターンです。

---

### 「スクエニのアルバイトとはいえ何ですかその対応は」「株主としてもろもろ意見を送ります」？株主だからってなんでも言えると思うな。

イベント現場でしばしば散見されるのが、「〇〇のアルバイトとはいえ何だその対応は」「俺は株主だぞ、会社に意見を送ってやる」といった威圧的な発言です。

はっきり言いますが、**「株主」や「ファン」という立場は、現場の人間を威圧したりマウントを取ったりするための特権階級ではありません。**数株持っているだけの株主や、単なる一消費者が、イベント現場で働くアルバイトやスタッフに対して高圧的な態度を取り、過剰な接客や謝罪を要求するのは、まさにカスタマーハラスメントの極みです。

会社や作品を応援しているはずの人間が、その足元で汗を流す現場スタッフを傷つけ、威圧して優越感に浸る。そんな身勝手な振る舞いを「愛ゆえの意見」などとすり替えるのはやめるべきです。

---

## 「おもてなし」の勘違いが生む日本のイベント文化の息苦しさ

なぜこのような理不尽な要求が生まれてしまうのか。背景には、「お客様は神様だ」という日本独特の過剰な「おもてなし文化」の弊害があります。

海外の大型ゲームイベント（gamescomやE3など）では、来場者は自らを「Visitor（訪問者）」や「Participant（参加者）」と認識しており、ブースの人間と対等な距離感でフランクに会話や試遊を楽しみます。そこに「へりくだった接客」や「完璧な笑顔」を求める文化はありません。

あらゆる場に最高品質の接客を求め、少しでも態度が硬いと「塩対応だ」と叩く。この過剰なおもてなし意識の押し付けこそが、出展者側を疲弊させ、日本のイベント空間を息苦しくしている元凶です。

---

### 「神対応」バズの裏返しとしての過剰要求

近年、SNS上で「TGSで神対応してもらった」「〇〇ブースのスタッフが神だった」という投稿が度々バズります。ポジティブな話題に見えますが、実はこれも現場へのプレッシャーを強める要因になっています。

SNSでの「神対応」が拡散されることで、一部の来場者の期待値が不必要に跳ね上がります。その結果、「神対応」以外の標準的な対応（あるいは過酷な現場で疲弊した対応）に対して、「冷たい」「愛想がない」と過剰な落差を感じ、不満を爆発させるという悪循環が生まれているのです。

SNSのバズが生み出す「理想の接客像」と、リアルな現場の泥臭さとのギャップが、今回の炎上のような過剰要求を後押ししています。

---

## 「鏡を見て笑え」は感情労働の過剰強制

大音量、人混み、長時間の立ち仕事という過酷なTGSの環境下で、非プロのスタッフにまで「鏡を見て笑顔を作れ」「疲れた顔を見せるな」と要求するのは、人間を人間として扱わない労働強要です。

小売現場でも、店員に「愛想がない」「態度が悪い」と怒鳴り散らす客が一定数います。しかし、案内の不備や態度の硬化が起きる原因の多くは、過酷な現場環境による疲弊や防衛反応です。

- **業務上の案内ミスへの指摘** ＝ 適切な問い合わせ・フィードバック
- **表情や態度への説教・完璧な笑顔の強要** ＝ カスタマーハラスメント

この境界線を越えて、スタッフの表情や感情にまで注文をつけるのは、客としての分を弁えない単なる自己中心的なワガママでしかありません。

---

### そもそも、こんなこと言える奴は接客業を一度経験して来い。

「疲れていてもプロだろ」「鏡を見ろ」などと簡単に口にできる人は、立ち仕事や感情労働の重みを何一つ知りません。

一度でもいいから、大爆音と人混みの中で立ちっぱなしになり、次から次へと寄せられる理不尽な質問に追われる現場に立ってみるべきです。自分がその立場に立てば、たった数時間で笑顔どころか会話をする気力すら奪われる過酷さを嫌というほど思い知るはずです。

現場の労苦を知らない人間ほど、「客」という安全なポジションから高みの見物を決め込み、スタッフの人間性を無視した説教を垂れます。現場への想像力が決定的に欠如していることこそが、この理不尽な批判の根本にあります。

---

## 作品やデベロッパー、パブリッシャーにリスペクトの持てないやつがファンを名乗る資格などない

「好きだからこそ厳しく言っている」「ファンの代表として指摘してやっている」という大義名分を掲げて現場を叩く人がいますが、それはただの傲慢です。

本来、ファンとクリエイター・パブリッシャーの関係は、作品への愛と相互のリスペクトで成り立っているはずです。過酷な現場で汗を流してイベントを支えているスタッフや開発者に対して横暴な態度を取り、「笑顔で迎えないならファンをやめる」「金を出しているんだから扱いに気をつけろ」と脅迫めいた態度をとる人間に、作品を愛する資格はありません。

リスペクトのない主張は「応援」ではなく、単なる「自己満足の加害」です。現場を軽視し、作り手を傷つける振る舞いを「愛ゆえの意見」とすり替えるのは今すぐやめるべきです。

---

### イベントにおける「参加者」と「お客様」の違い

TGSのような大型イベントを健全に成り立たせるためには、企業側と来場者側の意識改革が必要です。

- **来場者側：「お客様気取り」を捨て、イベントの「参加者」になる**

接客を受ける客ではなく、作品や技術の熱量を共有しにきた参加者として節度を持って振る舞う。

---

## おわりに

TGSは、作り手とファンが熱量を共有する「お祭り」の場です。高級ホテルのようなコンシェルジュサービスを期待して行く場所ではありません。

遠方から駆けつけるほどの熱量があるファンであるならば、過酷な現場でイベントを支えているスタッフに対しても最低限のリスペクトを持つべきです。TGSをゲームショップと勘違いして過剰な接客を求めるのではなく、「イベントの参加者」として互いを尊重しながら楽しむ姿勢が求められています。