GAMの代理運用(MI:在庫管理)とは

Googleの広告プロダクトであるGAM(アドマネージャー)を運用するときGoogleアドエクスチェンジ
が欠かせないがその導入を円滑にしたり運用代行してもらう方法として【MI:在庫管理】と呼ばれる
方法がある。

今回は複数顧客管理におけるMIの導入の流れや導入することのメリットなどを中心に解説するとともに
個人メディアは運用を任せた方が収益が上がりやすいということを解説します。

目次

MCM(複数顧客管理)とは

2022年よりGoogleがGoogle SPM(Scaled Partner Management)に取り替わって導入した、
GAM360利用者向けの顧客管理機能です。

Google SPM(Scaled Partner Management)は、中小規模のサイト運営者が Google Ad Exchange ネットワークにアクセスできるようにするために Google が導入したプログラムです。このプログラムは、次の方法で機能します。

  1. 大規模なサイト運営者様や GAM 360 の収益化パートナー(親サイト運営者様)が、
    小規模なサイト運営者様(子サイト運営者様)に AdX デマンドへのアクセス権を付与できるようにする。
  2. 子パブリッシャーが親パブリッシャーのアカウントを使用して、
    何千もの新しい広告主に広告枠を公開できるようにします。

招待を受けたパブリッシャーは以下の様なメールに記載されたリンクのフォームより申し込みを行うことで
SPMの契約が成立します。

最終的に、親サイト運営者様はサービスを拡張し、広告枠へのアクセスを増やすことができました。

一方、子サイト運営者(パブリッシャー)は、間違いなく利用可能な最高のアドエクスチェンジを通じて、より質の高い需要にアクセスすることができました。一般的に、SPMを介したこの関係は、親サイト運営者と子パブリッシャーの両方の収益の増加につながり、真の「Win-Win」を実現しました。

Google SPM(Scaled Partner Management)が置き換えられた理由

しかしこれにはいくつかの問題がありました。

  • 新機能の追加が困難 – SPM は、Google Ad Exchange と DFP(Doubleclick for Publishers、現在の GAM)が別々のサービスであったときに開発されたため、それらの間で機能する新機能を作成することは困難でした。
  • パブリッシャーの権限を管理するための機能が少ない – 権限のオプションは限られており、本来あるべきほど堅牢ではありませんでした。
  • パブリッシャーの透明性が低い – 親パブリッシャーが子パブリッシャーの広告枠に完全にアクセスでき、子パブリッシャーに代わって完全に管理していたため、このプログラムでは透明性に欠けていました。子サイト運営者様は、親サイト運営者様が最善の利益を持っていることを全面的に信頼する必要がありました。
  • 広告管理機能へのアクセスが少ない – 子サイト運営者(パブリッシャー)は、収益管理機能をほとんど利用できませんでした。
  • パートナーの比較ができない -SPMは契約できるパートナー事業者が1社のみだったため別の事業者からの
    招待を受けて申し込むと他方が契約解除となるため収益化パートナーやプラットフォームの比較が困難でした。

新機能の追加が困難

もともとSPMはGoogle Ad exchangeになりGAMに統合される前「Double Click Ad Exchange」と呼ばれていたころに付随していた中小パブリッシャーを支援するためのAdx参加プログラムでした。

これを使うことで、月間1,000万〜2,000万ページビューに満たない中小規模のパブリッシャーもAdxに参加し
良質な広告を配信して高い収益を得ることができていました。

Google Ad Exchange と DFP(Doubleclick for Publishers、現在の GAM)が別々であったため新機能の開発が
困難でした。

パブリッシャーの権限を管理するための機能が少ない

権限のオプションは限られており、本来あるべきほど堅牢ではありませんでした。

パブリッシャーの透明性が低い

言い換えれば、子のメディアの広告枠を全て親ネットワークに預け入れるという形になってしまい、
明確レポートが共有されない場合本来払われるべき収益が払われないなどの問題が発生していました。

広告管理機能へのアクセスが少ない

前項の理由に合わせて、広告管理機能へのアクセスがほとんどできないため、個別取引やPrebidなどの
接続がしずらいなどの問題がありました。

Google Admanager MCM(複数顧客管理)登場

これらの問題を払拭すべく2022年より導入されたのがMCM(複数顧客管理)である。
この機能には以下のような特徴があります。

  • 委任タイプ別にアカウント管理:1社 広告枠の管理:15社までの連携ができる。
  • 子のパブリッシャーとの連携が親の基準に依存できる。
  • 委任タイプや導入方法に応じて直接取引を子のパブリッシャーが制御できる。

アカウント委任

MCM のアカウントの管理の委任により、チャネル パートナーには、サイト運営者の広告枠を管理するための編集アクセス権が付与されます。パブリッシャーは、すべての設定に対する権限とアクセス権を保持します。

この委任では、チャネル パートナーは複数の子アカウントを管理できますが、パブリッシャーは 1 つのチャネル パートナーにアカウントを管理させることができます。この委任タイプは、アカウント全体を管理する頼りになるチャネルパートナーを持つパブリッシャー向けに設計されているようです。

これにより、2021年以降、アクセス数の少ないパブリッシャーがセルサービスフローAdxという方法を用いて、
アプリとウェブのディスプレイ広告枠をアドエクスチェンジの広告主に販売することができる。

  • Adxアカウントをすでに持っていてGoogle認定パートナーが提供するPrebidラッパーを使う場合も
    こちらになる
  • 個別取引(純広告など)を設定する場合はこっちが管理しやすい

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

参考になったらシェア!

この記事を書いた人

爲國 勇芽(魔理沙っち)のアバター 爲國 勇芽(魔理沙っち) 自称:精肉社畜個人投資家自作erブロガーゲーマー

埼玉県在住のスーパーのフリーターをしながらAdsense広告によるマネタイズについて研究しています。

ITの様々なニュースや小技の発信とネット回線を紹介するメディアを運営しながら広告マネタイズのテクニックやアドテクにまつわる情報を発信しています。

トラックバック

トラックバックURL


トラックバックをされる際は以下アドレスをお使いください。
https://tech-life-media.com/business/gam/128/trackback/

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください