Apple 社製品「IPhoneやairpods,Apple Watch」などを購入するとき必ずと言っていいほど提案される、
AppleCare+やキャリア保証サービスしかし、月額料を少しでも抑えたいからと言って故障しないように
注意するからと加入しない人が一定数いることは誰もが知っている通りです。
筆者である私も、コンピューターやハードウェアには高い知識を持っているため、PCパーツなど
を購入する際はショップのサポートオプションを取り除いて購入することも少なくありません。
(PCデポなど)
しかし、IPhoneなどの携帯端末は、「いつ」「どこで」「どんな時」に紛失や、落下、事故などによる
破損や故障を起こすか図り知れません。
そこで今回は、Apple Care+に入るべき理由とキャリア保証の違いについてわかりやすく解説します。
AppleCare+とは
AppleCare+とは、Appleが販売する「製品とサービスにおける」有償のサポートプログラムであり、故障や破損をしたとき、製品やサービスの利用時に不具合やトラブルがあったときに、 専門家によるテクニカルサポートや修理サービスを受けることができます。
加入料が高いため、Appleユーザーの中では故障や破損がないから
必要ないと議論されたりすることもあります
キャリア保証との違い
au、Softbank、docomoなどの通信キャリアでApple製品を購入する際、「故障紛失サポート」や「故障紛失サポート with AppleCare+」といったオプションへの加入を勧められることがあります。
これらはキャリア保証と呼ばれ、メーカー保証に加えて、盗難・紛失時の損失を補填する
保険のような役割を果たします。
端末を頻繁に紛失する可能性がある場合は、これらのオプションへの加入を検討する価値があります。
特に、「with AppleCare+」のようにAppleCare+がセットになっているパッケージを選ぶことが重要です。AppleCare+が含まれていない場合、別途料金を支払ってAppleCare+に加入しなければ、メーカー保証を受けることができなくなります。
注意すべき点は、キャリア保証は基本的に端末購入契約時のみ加入可能で、後からの加入は難しいということです。
ただし、キャリアによっては購入後8日以内であれば追加できる場合もあります。
詳細は各通信キャリアのサポートセンターにお問い合わせください。
AppleCare+盗難・紛失プラン
Appleにも盗難や・紛失時の端末交換を保証してくれる「AppleCare+盗難・紛失プラン」と呼ばれる
プランがあるAppleの担当者に問い合わせたところ端末購入から30日が経過するまでの期間であれば、
既存の契約を解除して再加入するという形で保証範囲を広げてもらうことができる。
ただし、アップグレードのような既存の契約をそのまま引き上げ制度ではないため、
AppleCare+の加入受付ができる期間を経過すると加入しているプランで確定してしまうので
事前に盗難・紛失の保証も必要か検討してから選ぼう。
AppleCare+未加入でついてくる保証
・ 購入後1年間のハードウェア製品の保証
・ 購入後90日間のテクニカルサポート
Apple製品の購入直後は上記の製品保証がついており、レベルとしてはごく一般的なメーカーの基本保証と変わりは
ありません。
製品保証
Apple製品を購入すると、製品の種類に関わらず、1年間の製品保証が自動的に付帯します。
この保証は、購入から1年以内に製品に自然故障が発生した場合、無償で修理または交換を受けることができる
サービスです。
本保証の対象
Apple は、元のパッケージに含まれる Apple 純正の iPhone、iPad、iPod、 Apple TV または HomePod ハードウェア製品および Apple 純正のアクセサリ (以下、「Apple 製品」といいます) について、エンドユーザである購入者が、最初に販売店で購入した日から 1 年間 (以下、「保証期間」といいます)、Apple 発行のガイドラインに従った通常使用時における材質および製造上の瑕疵に対し、保証をします。Apple 発行のガイドラインには、技術仕様、ユーザマニュアルおよびサービスコミュニケーションの情報が含まれますが、これらに限りません。
ご注意: 本 Apple 製品 1 年限定保証に基づく一切の請求は、本保証に記載の条件に準ずることになります。
(j) 当該製品が盗難品であるという情報を Apple が関連する公的機関から入手した場合、またはお客様がパスコードなどの、Apple 製品に対する不正アクセス防止用のセキュリティ対策を解除できず、いかなる手段 (購入証明書の提示など) によっても製品の正当な使用者であることを証明できない場合。Apple
本保証は、以下に対しては適用されません。
(a) バッテリーなどの消耗部品または経時的に劣化が当然予測される保護コーティング (損害が材質および製造上の瑕疵に起因する場合はこの限りではありません)。
(b) 傷、へこみ、ポート部分のプラスチックの破損を含むがこれに限定されない、外観上の損傷 (損害が材質および製造上の瑕疵に起因する場合はこの限りではありません)。
(c) Apple の製品仕様に適合しないサードパーティのコンポーネントまたは製品との併用に起因する損害 (Apple 製品の仕様は www.apple.com の各製品の技術仕様のページで、またはストアで確認可能です)。
(d) 事故、不適切な取り扱い、誤用、火事、液体接触、地震またはその他の外的要因による損傷。
(e) Apple が発行するガイドラインの範囲を超えた Apple 製品の操作に起因する損傷。
(f) Apple の代理店、または Apple 正規サービスプロバイダ (以下、「AASP」といいます) 以外によって実施されたサービス (アップグレード、拡張など) に起因する損傷。
(g) Apple からの書面による許可なく機能または性能を変更するために改造された Apple 製品。
(h) 通常の摩耗、または通常の経年劣化に起因する故障。
(i) シリアル番号が削除されている、または判読できない Apple 製品。
Apple 製品 1 年限定保証Apple 純正製品専用
この規定を見るに1年限定保証の適用範囲は設計上の問題など
「初期不良」と呼ばれる不具合でしか保証してもらえません
限定保証とは名ばかりの実質無保証な初期不良のみ対応の保証プランです。
テクニカルサポート
iPhoneやApple Payなどを含むAppleの主要な製品やサービスを利用している際、ユーザーでは
どうしても解決できない問題やトラブルが生じることは少なくありません。
その時に使うのがテクニカルサポートです。
Apple社では社内に製品やサービスにおける選任スペシャリストを配備しております。
- 平日: 午前9時~午後7時
- 土日: 午前9時~午後5時
これらの時間帯は電話等での直接スペシャリストと通話を行って問題の切り分けや洗い出し、
調査等を行うことができます。
また、Appleサポート専用APPやSMS(メッセージ)でもAppleのサポート担当者とやり取りを行い、
そのまま、電話対応にエスカレーションすることもできます。
AppleCare+保証に入ると
- ハードウェアの保証が延長
- ハードウェアの保証レベルが上昇
- テクニカルサポートが延期
- テクニカルサポートの優先権
- 過失や事故による損傷時、大幅減額サポート(1年に2回まで)
- バッテリーの無償交換
- エクスプレス(端末交換)サービスが受けれる
主に、こんなサポートが受けられます。
ハードウェアの保証レベルが上昇
ハードウェアの保証レベルが限定保証に比べて各段に上がります。
過失や事故による端末への損傷、破損において、Appleが提携する正規修理プロバイダーもしくは、
Appleリペアセンターで端末の修理を何度でも受けることができます。
ただし、個別の修理代金が必要
テクニカルサポートの優先権
AppleCare+の加入者は限定保証者に比べて電話問い合わせなどを行うとき、優先してスペシャリストに
接続してもらうことができます。
あくまでも、これは接続までの順序が優遇されているだけであり、限定保証だからっと言ってスペシャリスト
と会話することができないというものではありません。
バッテリーの無償交換
AppleCare+に入っていると通常使用による経年劣化でバッテリーの充電能力が80%を下回ったときに
無償でAppleリペアセンターもしくは、正規修理プロバイダーに純正バッテリーの交換をしてもらうことができます。
iPhoneにはバッテリーの性能を確認する機能があり、
この容量が通常利用の経年劣化で80%を切ったときバッテリー
の交換をしてくれる
使い慣れた端末を常に充電性能MAXの状態で維持できるのは、AppleCare加入者の特権と言ってもいいのはないか、
このメリットを知れば常に新しい端末に買い替える必要もなくなるので、ほしいと思った端末が出るときまで使いづけれるしスマホでゲームをよくやるようなバッテリーを酷使する環境下でも安心できる。
エクスプレス(端末交換)サービスが受けれる
端末を修理するとなると発生する問題が、代替機がないことだキャリア経由で修理を依頼すればキャリアから
代替機をレンタルしてもらうことができる。
Appleの場合は、AppleCare+に加入すると端末代金の3/1のプログラム料で全くもって同じ機種の新品を
修理する前に送ってもらえるエクスプレス(交換修理)と言う修理オプションを使うことができる。
これにより、ケータイが使えないという問題を大きく改善することができるようになる。
製品別補償内容の詳細
製品ごと内容が若干異なりますので、これから解説します。
Mac
- ハードウェア製品の保証が3年に
- 無償電話サポートが90日 → 3年に
- 【修理費】画面損傷 → 11,800円(税別)
- 【修理費】過失や事故による損傷 → 33,800円(税別)
- 1年に2回まで受けられる
iPhone
- ハードウェア製品の保証が2年に
- 無償電話サポートが90日 → 2年に
- 【修理費】画面損傷 → 3,400円(税別)
- 【修理費】過失や事故による損傷 → 11,800円(税別)
- 【交換費】修理待ちを避けるための端末交換→12,900 円(税込)
- 1年に2回まで受けられる
iPad
- ハードウェア製品の保証が2年に
- 無償電話サポートが90日 → 2年に
- 【修理費】iPad 一律4,400円(税込)
- 【交換費】修理待ちを避けるための端末交換→12,900 円(税込)
- 1年に2回まで受けられる
AppleCare+に未加入の場合【修理費】
AppleCare+未加入で、かかる修理費です。
Mac
機種 (モデル) | 修理代 |
---|---|
Macbook | 〜53,000円(上限) |
iPhone
機種 (モデル) | 画面修理 | その他損傷 |
---|---|---|
iPhone 11MAX | 35,800円 | 64,800円 |
iPhone X | 31,800円 | 64,800円 |
iPhone 8 | 16,800円 | 39,800円 |
iPhone 7 | 16,800円 | 36,400円 |
iPad
機種 (モデル) | 画面修理 | その他損傷 |
---|---|---|
iPad | 〜31,800円 | -円 |
iPad Pro | 〜69,800円 | -円 |
いずれにおいても、AppleCare+未加入の場合
見積・修理・返送まで時間がかかるため代替機のレンタル
を受けたり見つけたりする必要性が出てきます
修理の所要時間
修理といっても、すぐできません。
・ 5〜7日(営業日)ほどかかります。
・ Appleによる刻印ありの場合、15日(営業日)
AppleCare+加入料金
AppleCare+に加入するのにかかる料金です。
分割支払いも可能です。
Mac
AppleCare+ for Macの料金です。
モデル | Apple Care + | |
---|---|---|
一括購入 ※3年間 | 1年間料金 | |
13インチ Macbook Air(M2) | 27,800円 | 9,800円 |
13インチ Macbook Air(M3) | 29,800円 | 10,800円 |
15インチ Macbook Air(M2) | 34,800円 | 12,800円 |
14インチ MacBook Pro | 44,800円 | 16,400円 |
16インチ MacBook Pro | 62,800円 | 23,400円 |
iMac | 26,800円 | 9,800円 |
Mac mini | 15,400円 | 5,800円 |
Mac Studio | 15,400円 | 9,400円 |
Mac Pro | 74,800円 | 26,800円 |
iPhone
AppleCare+ for iPhoneの料金です。
機種ごとに、料金が異なります。
モデル | Apple Care + | Apple Care + 盗難・紛失プラン | ||
---|---|---|---|---|
一括購入 | 月額料金 | 一括購入 | 月額料金 | |
iPhone 15 Pro Max | 31,800円 | 1,580円 | 34,800円 | 1,740円 |
iPhone 15 Pro | 31,800円 | 1,580円 | 34,800円 | 1,740円 |
iPhone 15 Plus | 28,800円 | 1,380円 | 31,800円 | 1,540円 |
iPhone 15 | 23,800円 | 1,180円 | 26,800円 | 1,340円 |
iPhone 14 Plus | 28,800円 | 1,380円 | 31,800円 | 1,540円 |
iPhone 14 | 23,800円 | 1,180円 | 26,800円 | 1,340円 |
iPhone SE3 | 11,800円 | 580円 | 14,800円 | 740円 |
iPad
AppleCare+ for iPadの料金です。
モデル | Apple Care + | |
---|---|---|
一括購入 | 月額料金 | |
12.9インチ iPad Pro (第6世代) | 21,800円 | 1,100円 |
11インチ iPad Pro (第4世代) | 19,400円 | 980円 |
iPad Air (第5世代) | 11,800円 | 580円 |
iPad (第10世代) | 10,800円 | 550円 |
iPad mini (第6世代) |
Apple Watch
モデル | Apple Care + | |
---|---|---|
一括購入 2年間 (Hermèsは3年間) | 月額料金 | |
Apple Watch Ultra 2 | 14,800円 | 740円 |
Apple Watch Series 9 | 11,800円 | 580円 |
Apple Watch SE | 6,800円 | 340円 |
Apple Watch Hermès | 21,800円 | 740円 |
AirPods・AirPods Pro
モデル | Apple Care + | |
---|---|---|
一括購入 2年間 | ||
AirPods | 4,600円 | |
AirPods Pro | ||
Beats | ||
AirPods Max | 7,800円 |
Home Pod
モデル | Apple Care + | |
---|---|---|
一括購入 2年間 | ||
HomePod | 6,400円 | |
AppleCare+に加入した方がいい人
- 端末割賦期間いっぱい使用する人
- 端末の持ち運びが多い人
- 過去に何度か壊したことがある人
- 代替機を探す手間を省きたい人
AppleCare+に加入する必要がない人
- 端末を主に自宅で使う人(iMacなど)
- 行きつけの修理ショップがある
主な修理依頼
よくある故障
・ 画面が割れた
・ スリープボタン陥没
・ ドッグコネクター接続不良
・ 水没
こんな時は、AppleCare+に頼らざるを得ないでしょう。
画面が割れる
AppleCare+で一番多いのが画面のヒビです。
ポケットからスマホを出す時、うっかり手を滑らせて、なんてことはありませんか?
個人的に思うことは、いくら気をつけていても、落としたことがない人はいないと思います。
過失による損傷でも、AppleCare+に入っていれば、修理費が減額します。
僕も何度か画面を割っていますが、AppleCare+に加入していたので、3,400円で修理できました。
スリープボタン陥没
スリープボタンは、iPhoneを手にしたら、ほぼ毎回押すと思います。
それだけあって、長い期間使うと陥没します。
このボタンが陥没すると本当に不便なのです。
画面を任意で消せなくなるので、誤作動を引き起こします。
こういったときでも、安心して修理に出せます。
ドッグコネクター接続不良
ドッグコネクターとは、充電ケーブルを抜き差しするところです。
みなさん、毎日充電をしますよね?
これも、経年劣化や力が加わることにより、端子が破損し、ひどいと充電できなくなります。
また、イヤホンも使用できなくなります。
水没
そして、意外と多いのが水没です。
お風呂でスマホを使う人が増え、湯船に落としてしまう人が多いです。
お風呂でiPhoneを使っている人は、加入しておくといいでしょう。
水没する前に【モバイル保険】
まとめ
いかがでしたか。
わたしは大切に使っているから壊れないと思っていても、明日不意に落とし、
大きな出費ができてしまうかもしれません。
もしも、大切なデータがその中に入っていたのであれば、取り返しがつかなくなります。
AppleCare+に入っておくだけで、過失だったとしても、修理費がだいぶ安く済むと思えば、
入っておくことをおすすめします。