光学メディアは昔から沢山の進化を重ねそのたびに、新型のプレイヤーや記憶容量が増えたりして
今でもありとあらゆるデバイスで活用されています。

今回はそんな光学メディア(CD,DVD,BD)を世代ごとにまとめて光学媒体についての
歴史とその進化を振り返ってみましょう。

目次

そもそも光学メディアとは

光学メディアとは、樹脂製の円盤型の記憶メディアの記録層の「ピット」に対して光学ドライブに内蔵される
ピックアップレンズと呼ばれるレーザー光の反響/反射を読み取ってデータを読み書きする媒体の事です。

  • 円板表面の性質を変化させることで情報を格納
  • 半導体レーザーを記録面(表面)に当てて反射光を測定することで情報を読み取る
  • 不揮発性

に優れており、キズ・汚れが付く・ひどく変形すると言うことが無い限り半永久的に
データを保管・読み出す事ができます。

光学ディスクの誕生

最初に市場に登場した光ディスクは、1960年代から研究が進められ1980年に発売されたレーザーディスクである。
レーザーディスクにはビデオ信号をアナログデータのまま記録されていて、デジタルデータを記録する後発の光ディスクとは
性質が異なる。

現在では円盤状のメディアのみが存在するが、1980年代後半から1990年代前半にはキャッシュカードと同程度の幅85.6mm、
高さ54.0mm、厚さ0.8mmの Write Once Read Many 方式の光学カードが存在し実用化検討が行われていたが実用化には至らなかった。

新世代の光ディスクが市場に登場する際は、ライセンス収入などをめぐって大手メーカー同士で激しい規格争いが生じる場合がある。
第3世代(Blu-ray Disc 対 HD DVD)がその典型例である(両メディアに対応する再生機種もあった。

光学メディア(ディスク)の損傷が軽微なら復元できる(3世代を除く)

CDやDVDなどは、変形が無く・傷の浅い状態であればちょっとした手入れで読み取り不良を
改善することができる。

補法は以下の通りだ。

  • 中性台所用洗剤でディスクを洗う
  • ディスクリーナー使って拭く
  • ディスク研磨機を試してみる

歴史を振り返る

ここからは光学ディスクの歴史を振り返っていく、各世代ごとに登場したディスクの規格名称と
ちょっとした特徴の解説をするので各ディスク規格の詳しい解説は世代ごとの関連記事を見てもらいたい。

第一世代

1980年代から1990年代にかけて登場し、記録・再生に赤外線半導体レーザーを使用する。
12cmディスクの場合で最大700MB程度の容量がある。

  • コンパクトディスク(Compact Disc:CD)
  • レーザーディスク(Laser Vision Disc:LD)
  • Phase-change Dual(PD)
  • GD-ROM
  • DDCD(Double Density CD)

このころはまだ片面1層式ディスクと言って記録層が少なく保存できる容量が
少ないため超大作となるゲームソフトは複数のディスクにシナリオ等のデータが
分割されていた。

第二世代


1990年代から2000年代にかけて登場し、記録・再生に赤色半導体レーザーを使用する。
片面1層の12cmディスクの場合で最大4.7GB程度の容量がある。映像記録用途では、SDTV画質に適する。

  • DVD(Digital Versatile Disc)
  • Super Audio CD(SACD)
  • MVDISC(Multimedia Video DISC) - NECが発売したDVD-RAM/RW対抗の独自規格ディスク。全く普及せず。
  • デジタルデータ用光ディスク(Optical Digital Data Disk:OD3)
  • ニンテンドーゲームキューブ用8cmディスク(名称はないが、「8cm光ディスクテクノロジー」と書かれる事がある)
  • Wii用12cmディスク(特に名称はなく、説明書では単に「ディスク」と書かれている)
  • UMD(Universal Media Disc)
  • EVD(Enhanced Versatile Disc) - 中国でDVDの特許料を回避するために開発されたDVD代替ディスク。
  • DataPlay - 米データプレイ社が開発した超小型光ディスク。開発元が資金難に陥りほとんど普及せず。
  • DTS-CD

片目1層4.7GBにもなりPlayStation2ソフトなどでは二枚組ソフトも減ってきてディスク交換の
手間が減りつつある。

筆者が知る中で複数組だったタイトルはSEGA発売の大人気、任侠ドラマアドベンチャー
「龍が如く2」ぐらいであろう。

第3世代

2000年代から2010年代にかけて登場し、記録・再生に青紫色半導体レーザーを使用する。

片面1層の12cmディスクの場合で最大25GB程度の容量がある。
映像記録用途では、HDTV画質に適する(UHD BDは4Kをサポート)。

  • Blu-ray Disc(BD)
  • BDXL - BDの拡張仕様。
  • Ultra HD Blu-ray(UHD BD) - BDの上位規格。
  • HD DVD(High-Definition Digital Versatile Disc) - 東芝などが策定した光ディスク。生産終了。
  • Professional Disc(PFD) - ソニーの業務用光ディスク。BDに近い。
  • CBHD - 中華人民共和国独自の規格。HD DVDに近い。
  • Red-ray Disc - 中華人民共和国独自の規格。赤色レーザーを使用。
  • Ultra Density Optical(UDO)
  • Wii U用12cmディスク(発表段階では「新ハード用12cm高密度光ディスク」とも)

ブルーレイディスクは特殊なコーティングが施されており、少々の汚れなどでは全く
読み取り不良を起こさないが、このコーティングを少しでも摩耗させると使い物にならなくなるため
市販のディスク修復機(ディスク研磨機)が使えないとされている。

魔理沙っち

BDは光学ディスクの集大成にして完成形と言われており後の後継
とされる規格は未だに市場に出回っていない。

データの消去とディスクの廃棄・処分方法

データの消去は一般的に読み取り専用かリライタブル・ライトワンスの三つの内、
リライタブルはHDD同様にデータの複数回の上書きによる完全削除が望ましいが
読み取り専用(ROM)やライトワンスのWORMはこれらの方法が取れないので廃棄するのが一般的です。

適切な廃棄方法

記録されたデータを消去して廃棄する方法には以下の方法が適切である。

  • ディスクシュレッダー(ディスク裁断機)を使う
  • レーベル面をカッターなどで剥がす
  • 記録面をサンドペーパー(紙やすり)等で擦って傷だらけにする
  • 専門業者に依頼する

一般的にディスクは破砕(原型をとどめない)状態にして処分します。

読み取り可能な状態になっているとWORMなどで拾った第三者がデータを読み出し
機密情報の漏洩など情報セキュリティ上のリスクが生じるためです。

破砕したディスクは各自治体のルールに従って一般廃棄物(ゴミ)として分別処分します。

不適切な廃棄方法

以下の方法でデータを消去することも不可能ではないが、極めて危険なので適切とは言えない。

  • 手で割る

ディスクの素材が防弾ガラスにも用いられるポリカーボネートであり、素手で割るのはかなりの腕力が必要で、
さらに切り口で怪我をする危険があり破片が飛び散ったり、手をけがする恐れがあるので極めて危険である

このため、市販のDVD-Rなどのブランクディスクメディアの使用上の注意には
手でディスクを割らないで下さい。破片が飛び散り、大変危険です。」などと記載されている場合があり、メーカーなどの業界でも注意を呼び掛けている。

  • 電子レンジでマイクロ波を照射し、記録面をショートさせる

この方法で読み取れなくすることも可能であるが、わずか数秒の照射で発火する危険がある。
そもそも、メーカーでは食品の加熱・解凍以外に電子レンジを用いることは認めていない。

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この記事を書いた人

爲國 勇芽(魔理沙っち)のアバター 爲國 勇芽(魔理沙っち) 自称:精肉社畜個人投資家自作erブロガーゲーマー

埼玉県在住のスーパーのフリーターをしながらAdsense広告によるマネタイズについて研究しています。

ITの様々なニュースや小技の発信とネット回線を紹介するメディアを運営しながら広告マネタイズのテクニックやアドテクにまつわる情報を発信しています。